デザインの秘密

Haussには、外構デザインに関する独自のロジックがあります。

庭の構成

庭づくりを行うにあたり、Haussは構成を大切にしています。
構成とは、庭に配置する駐車場や目隠し、植栽などの位置のことです。

構成を考える準備として、建物が立つ周囲と隣地の雰囲気を感じ取ることから始めます。
出来上がった庭と建物の景色を検討するためです。

次に、建物と間取りを把握します。
建物の外観・素材・窓の位置。
間取りの導線と視線の動き方。
建物には、施主と設計士が込めた意思があり、れを感じ取ることに意義は言うまでもありません。
Haussが外構図面に建物の間取りを必ず記載します。
これは建物に込められた意思への敬意と建物内外の動線・視線を考慮するためです。

これらを総合して検討し、構成を考えます。

出来上がった庭・建物・周囲が三位一体となって街に景観が生まれることを思い描きながら。

連続性・統一性・階層性のルール

「連続性」「統一性」「階層性」のルールを踏まえて庭を構成することによって、場に遠近感と立体感が生まれます。
建物が立体として浮き上がり、庭には奥行きを感じるようになります。
ルールを定めることで創られる感覚があります。

連続性・・・連続しながら連なりを表現する
統一性・・・高さや寸法・素材に一定のルールを定める
階層性・・・グラデーションのように段々と変化してゆくさまを表現する

遠近感・立体感

同じ3m。
でもより遠くに感じる。

これが遠近感です。

さらにここに樹木を配置することで、立体感が生まれます。
樹木の葉や枝の影が映り、風で影が揺らげば、遠近感と立体感を感じます。

こうなると、もう堅苦しい遠近感や立体感といった言葉ではなく
「心地よい」という感覚の場に身を置くことができます。

「 間 」の効用

遠近感と立体感の先にある、心地のよい空間。

なぜか誘われる。
行ってみたい。

そう感じる空間を「 間 」と言います。

無意識に感じる感覚。

「 間 」を庭に創ることが、Haussの庭づくりであるといっても過言ではありません。

光を考える

光は同じ立ち位置であっても、方向(東西南北」が変わることで感じ方が異なります。

この感覚を使います。
例えば、玄関に向かうエントランスの動線を意識的に変えます。
そうすることで、景色の色合いが変化していきます。

光の感じ方を構成に入れることで、より豊かな表情を庭に生ませることができます。